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一人はみんなのために、みんなは一人のために"One for all, all for one"

委員長挨拶

慶應義塾に働くすべての皆様へ

慶應義塾で働いていて、何か困難に直面し、職場の制度ではうまく対応できない時、どうしたらいいでしょうか? 例えばケガや病気、育児、介護などは、多くの人が直面し、働くこととの両立に困難を感じがちな問題です。自分一人では声を上げにくいことも多いでしょう。また必要に迫られて声をあげても、簡単に制度が改善されるものではありません。そういう時のために、労働組合があります。

慶應義塾は教員・職員を合わせ約4,000人におよぶ大きな組織です。労働組合は、その一人である皆さんの声に耳を傾けます。いわば働く一人一人が労働環境を改善するためのセンサーとなるようなチェック機関です。寄せられる声を集め、塾当局に改善の提言や要求を行い、その実現に向けて交渉します。

いまある慶應義塾の労働環境は、始めから存在したものではありません。また塾当局のみで作り上げたものでもありません。労働組合からの提言と要求、そして粘り強い交渉をへて初めて実現しました。たとえば明朗な給与体系に始まり、週休二日制、育児休職・産前産後休暇、介護休職制度、育児・介護時短などなど。いまでは「当たり前」なものでも、その多くが交渉によって初めて実現したことに驚くでしょう。

経営側の一方的な裁量では、良い職場を実現し維持することは難しい。これは歴史的経験から広く一般に共有されている認識です。だからこそ日本国憲法第28条には、勤労者が団結し交渉を行う権利が明記され、これに基づいて労働組合法が制定されています。しかし慶應義塾労働組合はかた苦しい組織でも、政治的な団体でもありません。慶應義塾で働くみなさんが、それぞれの知恵や経験を持ち寄り、必要な時には声を上げ、より良い職場を実現するためのシステムです。

ぜひ労働組合に参加してください。そして意見や提案を寄せてください。参加すること自体が、働く環境の改善を後押しし、いま困難を抱えている人々の助けともなります。あなた自身がその助けを必要とする時もくるでしょう。慶應義塾労働組合は、慶應義塾で働く人々による互助組織です。

       慶應義塾労働組合
       前執行委員長 坂本 光
         (文学部・准教授)

慶應義塾労働組合

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TEL 03-3453-4080